橘流寄席文字・江戸文字書家の橘右之吉師匠に師事し、6年の修業を経て平成2年(2017年)1月に正式な一門継承者として認められ「橘吉也」の筆名を認可される。最近では、伝統的な寄席のめくりやポスター以外にもロゴデザインや石岡市に鎮座する常陸國總社宮の出入りの書家として看板やポスター、記念品などの筆耕を手掛ける。
江戸文字について
江戸文字とは、芝居に使われている「勘亭流」、寄席に使われている「橘流」、相撲に使われている「根岸流」、半纏や提灯などに使われている「籠字」の総称です。芝居や寄席においては、枠の中を客席に見立て、隙間なくお客様が入るようにと黒々と、右肩上がりになるようにと、籠字は、加護字と当て字し、神仏のご加護を頂けるようにと願いを込めて、盛んに使われるようになった縁起の良い書体のことをいいます。名前の通り江戸時代に流行した文字ですが、その歴史は御家流という書体の影響を受けているといわれます。
御家流(青蓮院流)は、京の粟田口青蓮院門跡であった、伏見天皇の第六皇子、尊円法親王( 1298~1356年 )の創始とされ、父君より「今後、汝が家の流儀とせよ」とのお言葉を賜ったのが由来と伝わります。徳川幕府開府のおり、様々な書き方をしないように、青蓮院の門主により代々継承されてきた「御家流」を幕府の祐筆に学ばせ公用文字になり、続けて諸藩もこれに習い御家流が公文書の書法として統一されました。また、庶民が通う手習い所(寺子屋)の手本も御家流が多く採用されたことにより大衆化し、全国に広まっていきました。
しかし、現代に伝えられている江戸文字と呼ばれる書体と、御家流の文字とでは、あまり似ていないようです。これは、江戸町人文化に深く根付き、それぞれの用途に応じて、独自の発展をとげたためです。
店舗概要
屋号:江戸文字 寄席文字 橘吉也
業種:橘流寄席文字・江戸文字書家
創業:
店主:橘吉也
住所:〒315-0014
石岡市国府3-4-25
営業時間:
休日:
TEL:0299-56-7708
FAX:
WEB:http://tachibana-kichiya.com
MAIL:hitachinokuni.t@gmail.com
SNS
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招木看板/表札
江戸時代、宿場街の茶屋や宿屋では、客から贈られた木札を表に並べて掲げる光景がよく見られました。そこには火消しの組や講中の名前などが記されており、ガイドブックなどが存在しない時代の旅慣れぬ人々にとっては、不案内な土地で見知った名前に出会うと安心してお店に入ることができました。このことからご贔屓様に限らず新たなお客様を呼び込む事に繋がり、「招木」「招喜」の文字が当てられ、景気をつける招福の縁起物として飾られました。
祝い額
江戸の頃から慶事の際に、大判の紙に縁起物や景気言葉を描いた絵ビラや祝いビラを贈る風習がありました。橘吉也の「祝い額」は、江戸より伝わる意匠を受け継ぎ額装しました。現代では開店祝い、周年祝いや記念日、結婚・出産祝い、新築祝いなど幅広いお祝い事の贈り物にお使いいただけます。また、贈答用としてだけではなくご自宅用として、ご家族のさらなる繁栄を願いご家族皆様のお名前と四字熟語などを縁起の良い江戸文字で書き入れ、末永くお飾りいただけます。
ご注文について
ご来店以外でのご注文の方法は、お電話、Fax、Eメール、ホームページのお問い合わせフォームから商品名、お名前、ご住所、お電話番号、Eメールアドレス、デザインのイメージなどをお伝えください。当方よりご注文内容やデザインなどのご確認と料金のご連絡をさせていただきます。ご入金が確認できましたら制作に取り掛からせてだきます。